ベトナムのお金「ドン」とは?旅行前に知っておくべき通貨の基本

ベトナム通貨(ドン)の紹介と基本情報

ベトナムのお金は「đ」または「VND」で表記され、「ドン(Dong)」と呼ばれているんですよ。実は、この「ドン」という名称はベトナム語の銅銭(đồng tiền/銅錢)に由来しているんです。

現在ベトナムでは1978年に導入された12種類の紙幣のみが使用されており、硬貨は使用されていないため、自動販売機もあまり見かけないんですよ。日本とは大きく違う点ですね!

過去には硬貨も使用されていましたが、現在は郵便局でお土産用としてのみ販売されています。この記事では、ベトナムのお金(通貨)に関する全般的な事項を詳しく紹介していきます。

ベトナムのお金の概要

  • 略称:₫
  • 通貨コード:VND
  • 紙幣の種類:100、200、500、1,000、2,000、5,000、10,000、20,000、50,000、100,000、200,000、500,000(計12種類)
  • 日本円との為替レート:約1:17~20倍(1円≒170〜200ドン)
ベトナム お金、貨幣の種類
カラフルなベトナム紙幣の種類一覧。すべての紙幣にホーチミン主席の肖像画が描かれています。出典:Service Learning

【旅行者向け】ベトナムのお金の種類と上手な使い方 🧳

ベトナムではなんと合計12種類もの通貨が使用されていますが、旅行者にとってすべての通貨が必要というわけではありませんよ。実際に旅行中によく使うことになるベトナム通貨とその特徴について見ていきましょう!

この12種類の通貨の中で、ベトナム旅行時に最も活用度が高いのは1万ドン~20万ドンまでの4種類の紙幣なんです。これだけ覚えておけば、とても便利ですよ!

ベトナム通貨の実際の活用度

  • 少額紙幣(100ドン~5,000ドン)💵:外国人旅行者はあまり使わない金額です。面白いことに、スーパーでは100ドンと200ドンはおつりがない時にキャンディーで代用することもあるんですよ!
    日本では考えられないですよね。1,000~5,000ドンは外国人が一々合わせて支払うには面倒なので、通常は大きなお金で支払うことになります。
  • 中額紙幣(10,000ドン~100,000ドン)💵💵:旅行中に最もよく使うことになるベトナムのお金です。特に10,000ドン~20,000ドンは少額決済に便利です。日本の千円札のような使い勝手ですね。
  • 高額紙幣(200,000ドン~500,000ドン)💵💵💵:大きな金額の支払いに使いますが、500,000ドンはおつりの問題で使いにくい場合もしばしばあります。

【トラブル回避】ベトナム通貨使用時の日本人旅行者が必ず知っておくべき3つの注意点 ⚠️

ベトナムで現金を使う際には知っておきたいポイントがいくつかあるんです。これらの注意点さえしっかり守れば、ベトナムのお金に関する不便さを大幅に減らすことができますよ!

1. 紛らわしいベトナムのお金は別々に保管しましょう 🔍

ベトナムの紙幣にはすべて同じホーチミン主席の写真が印刷されているんです。そのため、色と数字だけで区別しなければなりません。これが意外と難しいんですよ。特に注意すべきなのは以下のような紛らわしい組み合わせです:

  • 10万ドンと50万ドン:夜や照明が暗い場所では、この2つのベトナム紙幣の色の違いがほとんど見えず、混同しやすいんです。日本人旅行者がよく間違えるパターンです。
  • 20万ドンと50万ドン:色が似ていて区別が難しい場合があります。

ベトナムでは間違って支払ったお金を教えてくれる親切さを期待するのは難しいので、あらかじめ紙幣を区別して財布に別々に保管するのがおすすめです。

ベトナム お金
10万ドンの紙幣。夜間は色の区別が難しいので注意が必要です。

2. くっつきやすいベトナム紙幣、枚数確認は必須です! 👀

10万ドン以上のベトナム紙幣は偽造防止のために「ポリマー」という特殊素材で作られています。この素材は紙幣がしわになったり破れたりしにくいという利点がありますが、紙幣同士がとてもくっつきやすいという欠点もあるんですよ。

ベトナムの紙幣はぴったりくっついているため、1枚支払おうとしたのに知らない間に2~3枚一緒に渡してしまうことがとても多いです。特に銀行で両替して新札を受け取った場合はその可能性が高くなります。

特に日本から持って行った円やドルを銀行や両替所で両替すると、ほとんど新札を受け取ることになりますが、この場合は金額を必ず確認した方がいいですよ!日本では考えられないことですが、新札同士がくっついていることが多いんです。

💡 テクニック:ベトナムで現金で支払う際は、必ず1枚ずつ剥がして枚数を確認しましょう!このひと手間で損することがなくなりますよ。

3. 50万ドンはおつりの問題で使いにくいです 🚫

ベトナムの大都市の現地人の平均月給が約4万円程度であることを考えると、50万ドン(約2,700円)はかなり大きな金額なんです。日本で言えば5,000円札のような感覚かもしれませんね。そのため、買い物をする際に50万ドンを出すと、相手が返すおつりがない場合がよく発生します。

特にベトナムのタクシー運転手はしばしばおつりがないと言って、わざと多くのお金を持っていこうとするケースもあるんですよ。これは日本人旅行者がよく経験するトラブルの一つです。

こういった状況を避けるためには、あらかじめコンビニなどで買い物をする際に50万ドンで計算して、10万ドンや20万ドンに両替しておくのがおすすめです。

【便利テクニック】ベトナムのATMを賢く利用する方法 💻

ベトナム旅行では、多額のお金を日本で両替していくよりも、必要な分だけ現地のATMで引き出して使うほうが便利で安全です。多くの日本人旅行者もこの方法を選んでいます。ただし、ベトナムのATMは日本とは少し違った動作をすることを知っておいてくださいね。

ベトナムのATMと日本のATMの最も大きな違いは、ベトナムではお金の単位を選ぶことができないんですよ。日本のATMでは「1万円札で」とか「千円札も混ぜて」という指定ができますが、ベトナムではそれができません。最大単位の50万ドンから順番に引き出されます。

:200万ドン(約12万円)を引き出す場合 → 50万ドン × 4枚が引き出されます。

ただし、もしATMに50万ドンが足りない場合だけ、小さいお金で引き出されることがあります。

:200万ドン引き出し時 → 10万ドン × 10枚 または 5万ドン × 20枚で引き出される可能性があります。

このように小さい単位のベトナム紙幣がたくさん出てくる場合、財布が分厚くなって不便かもしれません。そんな時は近くの銀行を訪れて、大きい単位の紙幣に交換するのがいいでしょう。

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ベトナムのお金の現地発音を覚えよう 🗣️

以下は南部ホーチミンを基準にしたベトナムのお金の発音方法です。北部ハノイの場合は「ガン(Ngan)」の代わりに「ギン(Nghin)」と発音に違いがありますが、どの地域でも現地の人はみんな聞き取れるので心配しないでくださいね!😊

ちなみに、これらの発音を覚えておくと、ベトナムの市場などでお買い物する時に便利ですよ!現地の人とのコミュニケーションが取りやすくなります。

単位 発音 単位 発音
100 モッ チャム 10,000 ムオイ ガン
200 ハイ チャム 20,000 ハイムオイ ガン
500 ナム チャム 50,000 ナムムオイ ガン
1,000 モッ ガン 100,000 モッチャム ガン
2,000 ハイ ガン 200,000 ハイチャム ガン
5,000 ナム ガン 500,000 ナムチャム ガン

ベトナム旅行の通貨関連追加情報 🌟

ベトナムの通貨について基本的な情報を見てきましたが、このほかにも旅行を準備される方々のお役に立つ関連情報をもっと用意しました!

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