ベトナムだけでなく、世界中の旅行者を対象とした資料によると、海外旅行中に最もよくかかる病気は下痢や呼吸器系の疾患(風邪など)なんです。
多くの方はある程度の薬を日本で持参されるかもしれませんが、そうでない場合は現地のベトナム薬局に行くことになります。本記事では、どのベトナムの薬局に行けばよいのか、自分の症状をどのように説明すればいいのかについて紹介していきます。
1. ベトナムの薬局では処方箋は必要?
基本的にはいいえ。この国は薬に関して非常に寛大なんです。私たちが外国人だからといって特に寛大になっているのかは、正直なところ分かりません。
日本で処方箋なしで購入できるほとんどの薬は、ベトナムでも処方箋なしで購入できます。処方箋が必要な専門医薬品の場合は多少異なるかもしれませんが、購入可能なケースが多いです。
特に、次の種類の薬をベトナムの薬局で購入する際に、処方箋を求められたという話は聞いたことがありません。
- 肌に関する薬(にきび治療薬など)
- アダグリン(バイアグラ)、シアリスなどの薬
もちろん、これらの医薬品を使用して何か問題が発生した場合は自己責任となるため、リスクを負える人だけが使用すべきです。ただし、これはあくまで現地の慣例であり、医薬品の購入と使用は常に潜在的なリスクを伴います。特に専門医薬品に関しては、可能であれば旅行前に医師に相談するか、現地の医療機関を受診することを強くお勧めします。
2. 【結論】信頼できる大手チェーン薬局3選
一番簡単な方法は、フクオック、ダナン、ニャチャン、ホーチミンなどベトナム全国で展開しているチェーン店の薬局をグーグルマップで検索して訪れることです。
以下の三つのベトナム薬局だけに行けば十分です。
- Long Chau (ロングチャウ)
- Pharmacity (ファーマシティ)
- Nha thuoc An Khang (ニャートゥック・アンカン)
以下の写真は、ダナンでグーグルマップを使って上記のブランドを検索した結果です。本当に数十か所あります。実は、ベトナムにこんなにも薬局が多いのはなぜなのか、不思議に思ってしまいます。


ベトナムの専門統計会社である Q&MEの発表によると、2023年夏時点で、Long Chau が全国に 1,016店舗、Pharmacity が 937店舗、An Khang が 524店舗となり、1位から3位を占めています。
上記の三つのブランドはベトナム全国どこにでもあり、賞味期限の管理もきちんとなされていて信頼できます。皆さんは、風邪薬や頭痛薬など、旅行中に必要なほとんどの薬を処方箋なしで購入できるんです。
しかし、もう少し専門性の高い薬、いわゆる本格的な『専門医薬品』は、処方箋なしで購入を要求すると断られる場合もあります。
3. 専門薬が必要な時の裏ワザ:地域の個人薬局
正確な名称がないため、ここでは『個人経営の薬局』と表記します。ただ、地域で個人が運営している薬局なんです。このような薬局は「NHA THUOC」とグーグルマップで検索して行けばいいです。
もちろん、この単語は単に薬局を意味するベトナム語なので、上記で紹介した Pharmacity や Long Chau も含まれて表示される場合があります。
検索結果の中で、上記の二つの薬局を除いた、Nha Thuoc とベトナム語の単語が付いている場所に行けばいいです。以下の写真のように。

このようなベトナムの薬局は、専門医薬品の購入時、チェーン店の薬局よりもずっと融通が利くんです。日本で使っていた専門医薬品をなくされた場合や、どうしても必要な場合は、まず町の薬局に行ってみてください。
4. 症状の伝え方:翻訳アプリを賢く使おう
可能であれば、できるだけ簡潔に翻訳機を使って薬局に見せてください。
私は翻訳機が誤った翻訳を提供するのではないかと、咳、発熱、鼻水、喉の痛み、下痢など複数の症状を組み合わせてテストしてみました。
例えば「喉が痛くて鼻水が出ます」や「犬に噛まれました」といった具合です。どれも上手に翻訳され、相手にも十分に理解されると思います。
5. 結論:ベトナムで薬局に行く前の最終チェック
最後に、このガイドの最も重要なポイントをまとめます。
- 基本戦略:一般的な風邪薬や下痢止めなどが必要な場合は、全国どこにでもある大手チェーン薬局「Long Chau」「Pharmacity」「An Khang」**のいずれかに行けば安全で確実です。
- 処方箋について:ほとんどの一般薬は処方箋なしで購入できますが、専門薬の使用は自己責任です。安全を最優先し、可能な限り医師の診断を受けることをお勧めします。
- いざという時の選択肢:もしチェーン薬局で断られた専門薬がどうしても必要な場合は、地域の個人薬局(「Nha Thuoc」で検索)が代替案になり得ますが、慎重に判断してください。
- コミュニケーション:症状は翻訳アプリを使って、簡潔かつ明確に伝えましょう。



