ベトナムは一人旅をするのに本当に良い国です。外食費、宿泊費、交通費など旅行に必要なほとんどすべての費用が安く、節約すればいくらでも節約できる国です。
ベトナム旅行必須のヒント16個で旅行時に知っておくと良いことを紹介しましたが、一人旅の時はもう少し注意事項が必要です。
そのためこの記事ではベトナムでは一人でどこに行くのが良いとか、何を食べるのが良いとかそういうことは説明しません。
ベトナムを一人旅行する時に最も重要な自分の「安全」を守る方法を中心に説明します。
一人でベトナム旅行時に必ず守るべき4つのこと
この記事で説明する話と例示は一人でベトナムの全国を旅行しながら実際に経験し見た事例だけを書きました。
実際にこのような手口を使っているのが分かるので一人でベトナム旅行に出発する前に必ず一度読んでおくことをおすすめします。
必ずパスポートのコピーをポケットに入れておきましょう。
ベトナムを一人で旅行すると万が一発生する可能性のある最悪の場合に備えなければなりません。
その中で絶対に必要なのは必ず必ずパスポートのコピーをポケットに入れておかなければならないということです。
あなたが突然ベトナムで事故に遭ったらどうなるかを説明します。まず、ベトナムは医療保険が日本のように義務ではありません。お金を払って別途加入しなければなりません。
これはベトナムでは医療保険があるだけでも暮らし向きが良いという意味でもあります。
- ベトナムで交通事故に遭い身元不明の現地人が意識不明の状態で手術が必要で病院に行ったらどうなるでしょうか?
治療はしてくれません。病院費を払えない可能性が高いからです。
しかし外国人は例外で治療してくれることもありますが、外国人だというだけで病院費を支払う能力があるとみなす場合があります。
金髪の白人なら誰が見てもこの人がベトナム人ではないことが分かるでしょう。しかし私たちは東洋人で、肌の色の差はありますが人によって差が大きいです。
だから必ず一人でベトナムを旅行する時は正確に身元を証明する手段を持っていなければなりません。
しかしもっと最悪の場合は別にあります。
- ベトナムで本当に運が悪くて死亡事故が発生したらどうなるでしょうか?
身元を証明する手段がなければ無縁仏の火葬場に送られます。そしてその火葬場では誰かが探しに来るまでどれくらいの期間待ちます。
そして期間が過ぎるとそこで火葬されます。
- 誰かがあなたの行方不明または事故に気づくまでの時間。
- 大使館に連絡して措置を取る時間。
- 大使館で行方不明者を探しに行くのにかかる時間を考えてみてください。
ベトナムは防犯カメラがほとんどありません。行方を探すのに本当に長くかかる可能性があります。ベトナムの無縁仏の火葬場は、火葬場というよりただの最終処分場とほぼ同じです。
実際にベトナムで死亡した韓国の元NEXTメンバーのイム・チャンス氏も身元確認ができなかったとニュースになりました。
ベトナム国営VTV放送など現地メディアは25日、死亡した男性の身元が日本人観光客だと報道していた。
事故当時、イム・チャンスも重傷で身元の確認が難しく遅れて知らされたようだ。
関連記事:グループNEXTのギタリスト、イム・チャンス、ベトナムでバイク事故で死亡(MBCニュース)
だから最悪の状況を想定して必ずパスポートのコピーを持ち歩いてください。身元さえ確認できれば何とかして全部連絡してくれます。
旅行者保険は選択ではなく必須です。
ベトナムにはこんな言葉があります。ベトナムの119救急車は霊柩車だと。
ベトナムの救急車には人を助ける装備や施設がないので救急車に乗らなければならないほど危機的な瞬間が来たら死ぬのと同じだという意味です。
だからベトナムに居住する駐在員や余裕のある人はもっと高いお金を払って私設救急車を呼びます。
外国人がベトナムで病院を訪問しなければならない場合、現地の病院を訪問して治療を受けるのは現実的に難しいので大部分が外国系総合病院を訪問します。
そしてこのような総合病院で診療または手術を受けることになると大きな病院費を支払わなければなりません。
病院費がどのくらいかというと、2022年基準でベトナムで結婚して暮らしている知人が肺に穴が開く気胸が破裂して急いで救急室を訪ねました。
そして病院の救急室に到着して最初に言った言葉は「保険があります」です。
そのため200万ウォンの保証金だけ支払って手術を成功裏に受けました。
ニュースで時々出るほどアメリカほどとてつもない病院費はかかりません。しかし手術すれば数千万ウォンはかかります。
ベトナムの総合病院の診療費
- X線撮影費用:最低10万円
- 2022年気胸の手術費用:220万円
ベトナムには外国人の身になって考えてくれる者はいない
ベトナムは特に愛国心が強い国のようです。外国人とベトナム人の間でトラブルが発生すると、通りすがりの見ず知らずの人々も無条件で駆けつけ、自国民を助けます。
ベトナム人は私たちから見ると体格と身長が小さく、ガリガリに見えますが、絶対にベトナム人と喧嘩をしないでください。何かありそうなら、まず引き下がりましょう。
特にお酒を飲んでトラブルになったら、無条件で謝ってください。ベトナム人が喧嘩するのを見ると本当に恐ろしいです。
俗に言うブレーキのない、ノーマーシーです。
ベトナムで外国人にトラブルが起きたら、あなたの非があろうがなかろうが、そんなことは何の関係もありません。
警察もベトナム人の味方で、周りの目撃者もベトナム人の味方で、目撃したかどうかに関わらず、全ての現地人がベトナム人の味方につきます。
結局は無条件で外国人の責任になります。何があろうと外国人が悪いのです。
だから絶対にベトナム人と喧嘩をしないでください。
家族や知人に連絡を頻繁にしてください。
おそらくニュースで振り込め詐欺事件について一度は見たことがあるでしょう。振り込め詐欺とベトナムがどんな関係があるのか不思議に思う人が多いでしょう。
ところが不思議なことに、ベトナムに出国すると、まるで幽霊のように振り込め詐欺の電話がよくかかってきます。
このような振り込め詐欺が自分が出国したことと家族の電話番号をどうやって知って連絡してくるのかは正直よくわかりません。
実際に出国した本人と同じ性別の似たような年齢の人が電話をかけてきて、流暢な日本語で泣きながら話します。
振り込め詐欺の手口は様々ですが、話はほとんど決まっています。大抵はベトナムで事故に遭って急にお金が必要なので特定の口座に送ってほしいと言います。
このような話を聞くと家族は心配になって慌てて連絡を取ろうとするでしょう。しかしカカオトークも返事がなかったり、バッテリーがなくて携帯電話の電源が切れていたらどうなるでしょうか?
だからこのようなことがあり得るということを前もって伝えておいて、できるだけ頻繁に連絡を取ってください。
風船を吸わないでください。
ベトナムのバックパッカー通りを訪れると、内外国人を問わず大きな風船を持っている姿をよく見かけます。
この風船はハッピーバルーンと呼ばれ、風船に亜酸化窒素を入れて吸引します。
ベトナム人の店員が勧めることもあり、偶然知り合った外国人が一度やってみろと勧めてくることもあるかもしれません。
でも絶対にやらないでください。嘘ではなく、知らずにやっていたら死ぬこともあります。
バックパッカー通りでお酒を飲んでいると、その風船を吸って後ろに倒れる外国人をよく見かけるでしょう。
私はこの分野の専門知識がないので、どうやってこの風船を吸って人が意識を失ったり死に至るのか正直よくわかりません。
しかしベトナムに一人で旅行に行ってこのような風船を吸うなんて? 好奇心からでも絶対に吸わないでください。
日本人に気をつけてください。
見知らぬ外国で歩いていて聞こえてくる日本語を聞くと安心したり、好感が持てたりします
ベトナムで最も気をつけなければならないのは突発的に起こり得る事故でも、現地人でも、外国人でもなく日本人です。
考えてみてください。言語も通じない外国人が私たちに悪いことをしても、どれほど悪いことができるのでしょうか?
私たちは基本的に「外国人」に警戒しています。実際にベトナムで外国人が起こし得るほとんどの犯罪はスリ、ひったくり、ぼったくり、酔っ払って喧嘩するなどの軽犯罪がほとんどを占めます。
しかし日本人は違います。特に一人でベトナムを旅行していると、近づいてくる日本人がいる可能性がさらに高くなります。
女性一人でベトナム旅行に行ってもいいですか?
簡単に言えば大丈夫です。ベトナムは夜に女性が一人で歩き回っても大丈夫なくらいの治安です。
大都市を中心に観光するのがいいでしょう。あまりに遅い夜の時間帯には一人で出歩くのは控えめにするのがいいです。
夜は市内の中心部など外国人や人通りの多いエリアを中心に歩き、男性に比べてさらに注意を払うのがいいでしょう。
実際に私の周りであった例を挙げてみましょう。
ベトナムの交通は惨憺たる水準なので、ベトナム旅行の際、地域間の移動の際は深夜バスをよく利用することになります。
このような深夜バスはほとんどベトナムの現地旅行会社を通して予約することになりますが、日本の観光バス規模の大型バスで移動します。
そしてある日、ベトナムを初めて訪れる女性2人が予約して深夜バスに乗ろうとしたら、たった2人だけ予約されていました。
そしてそれぞれ座席が割り当てられていたのですが、1人はバスの一番後ろの座席に。1人はバスの一番前の座席に割り当てられていました。
それで一緒に座ろうと言ったら、ベトナム人の運転手はそうしたら出発しないと言って、やむを得ず別々に座ることになりました。
ところがベトナムのバスは運転手が3人います。交代で1人は運転して残りの2人は休みます。
そして夜になって寝ている前の座席に座った女性が違和感を感じたのですが、その運転手の1人が自分の体を触っていました。
あまりにも怖くて声も出せず我慢していたのですが、だんだんひどくなって結局悲